過眠症チェック

過眠症とは?

睡眠の悩みの中で、中々寝られないという不眠症に関するような悩みの他に、やたら眠たくてなって仕方がないというものもあります。

 

単に疲れているという場合も多いのですが、そのような症状はもしかしたら過眠症と言われる病気かもしれません。

 

過眠症は過眠を呈する病気の総称で、多くの場合比較的若い人が発病すると言われており、青年期や若い成人の段階で発見されることが多くありますが、それ以外の年代の人も注意をする必要があります。

 

過眠症は単なる疲れなどとは違い、日中に過度の眠気に襲われたり、長時間の夜間睡眠が繰り返されるといった症状によって特徴付けられると言われています。

 

単に夜中に眠れなくなって体が疲れてしまうのとは違い、過眠症の場合は仕事中や食事中、時には会話最中など日中の本来眠るべきではないような場面で、何度もの居眠りをしてしまうことになります。

 

しかし、居眠りをしたからと言って、症状が緩和されることはあまりありません。

 

また、過眠症の患者の中には、長時間の睡眠から起きるのが非常につらくなり、ようやく起床してもぼんやりとしてしまうこともあります。

 

さらに症状はそれだけではなく、過睡症の症状がひどい患者の場合は、家庭や社会生活・仕事などにおいて、その能力が欠落してしまうと言われています。

 

具体的には、不安やいらだち、活力の欠乏、落ち着かない気分になったり、思考の遅延や発声の遅延・食欲の減退、そして幻覚や記憶障害などが現れる場合もあります。

 

一般的な診断基準としては、最低2週間の間常に一日に10時間以上の睡眠を取っているか、もしくは日中に何度も居眠りをしてしまう場合などに過眠症と診断される場合がありますので、もし自分の状態が気になった場合は、速やかに専門医に相談し適切な診断をうけた方が良いでしょう。

 

実際、過眠症を引きおこす病気には、ナルコレプシーや睡眠時無呼吸症候群の他にも身体疾患や精神疾患に伴う日中の過眠など、他にも様々な要因が考えられますので、それらに応じて適切な治療を行う必要があります。 ⇒ 過眠症の原因について

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