睡眠相後退症候群
睡眠相後退症候群という病気は、夜型の生活を送ってしまう事で、通常の生活リズムが崩れてしまい、通常の時刻では眠りにつけなくなってしまい、その結果、起きなければならない時刻に起きる事ができなくなるという病気です。
この睡眠相後退症候群という病気は、睡眠障害の中でもよく起こりがちの病気なのです。
この病気の特徴と言うのは、特に原因が思い当たらずとも、朝方まで眠れないというのが特徴的です。
ですが、この病気の厄介なところは朝方まで眠れないという事の他に、一度眠りに入ってしまえば、安定した眠りとなってしまい、結果、予定時刻に起きる事ができないという状況に陥ります。
予定している時間に起きれないという事は、社会生活を送っていく上で、とても深刻な門谷なります。
体内時計の乱れが原因とされており、実査に、この睡眠相後退症候群で悩む方を診察してみると、ホルモンリズムや体温リズムが3時間〜4時間程遅れているという報告があります。
この体内時計の乱れこそ、睡眠相後退症候群の原因なのです。
若い人にはよくあることですが、夜にいつまでも眠らずに勉強をしたり活動をしたりする人がいますが、この昼夜の逆転的な生活が症状を誘発している原因となっています。
もちろん、普通の状態の人であっても、朝なかなか目が覚めないという状況にはなりますが、睡眠相後退症候群出ない場合は、数日辛い日々が続いたとしても、そのうちに通常通りに睡眠する事が可能になりますが、睡眠相後退症候群の人であれば、いつまでたっても体内時計は戻ることなく、体内時計が遅れたままの状態から抜け出せません。
もちろん、この状態が続けば身体にとってもよくありませんので、治療が必要となります。
治療方法は体内時計の調整を行うために、人工的な高照度光や日光を浴びせるなどする「高照度光療法」という治療を行ったり、医師の処方によってサプリメントを服用したり専門家による治療が必要です。
⇒ かくれ不眠とは!?